[イベント開催報告]
2025年11月14日
2025年10月25日開催!ワークショップのご報告
2025年10月25日に開催したワークショップについて、アンケート結果とともに報告させて頂きます。
2025年10月25日(土)10時〜12時 ZOOMオンライン開催
参加者:計33名(会員23名、非会員10名)
講師:大野萌子氏(一般社団法人日本メンタルアップ支援機構代表理事)
企画者:勝原裕美子(ヘルスケアワーカーキャリア学会会長、オフィスKATSUHARA代表)
【ワークショップ実施内容】
今回のワークショップでは、多世代とのコミュニケーションをどうとっていくかをテーマに、『Z世代をモンスターにしない言葉』(ビジネス社)など多くの著者である大野萌子氏に講演を依頼いたしました。
ワークショップでははじめに、「部下から相談を受けた」という設定の事例を用いて、自分ならどのように答えるかについてグループワークが行われました。それに対して、大野氏より、どのような返答の仕方が適切なのか解説がなされました。
また、最近伝わらなかったなあと思う参加者自身の事例を共有するグループワークも行われ、大野氏からは、特にZ世代に向けた対応方法が例示がなされました。さらに、共感と同感の違い、ハラスメントになるか否かの判断、使わない方がよい言い方などについて、具体的で実用的なコミュニケーションのヒントを数多く得ることができました。
参加者からは、とても実用的でわかりやすかったという意見が寄せられ、明日からのコミュニケーションの一助となる機会に出来たのではないかと思います。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
アンケート結果は以下のとおりである。(回答22 回答率66.7%)
4.3の問いの回答を選択した理由をお聞かせください。また、具体的な活用方法があればお聞かせください。(18件の回答)
・まずは気持ちを受け入れるところから、コミュニケーションを取っていきたいです
・知らない間に比較していると思った。比較について意識したいと思います。
・相談されてすぐに答えを出そうと問題思考型であったことに気付きました。一度受け止める。質問を質問で返してみることを始めてみたいと思います。
・相談されたときにはまずは相手の気持ちを共感していくこと。
・共感と同感の違いについて、主語が「私」か「あなた」かによってあいての受け取り方が変わることを学びました。とてもスッキリ整理でき今後の現場でも意識して活用していきたいと思いました。
・共感と同感やポータの5つの態度、意識してコミュニケーションを取りたいと思った。
・すぐ使える内容。興味のあった内容です。友達や同僚と話している時に、すごくいい「言い回し」をする方がいます。そのことを最近感じ、興味がありました。大野さんの本を購入してみます。
・学生の実習での看護過程やカンファレンスでの場面患者とのコミュニケーションの悩み解決、また大学の上司との関係作りに活かしたいと考えています。
・自分で自然にできていたことが多かったですが、それを人に伝えるヒントになりました。
・多世代とのコミュニケーションにおいて、相互理解が必要ということを改めて理解できた
・対話を意識する際の言葉の発し方など。
・家庭内でも使えると思いました
・伝える際、ファジーな言い方はせず明確に伝えることを意識する。
・ハラスメントを恐れないようにすることができそう。
・日頃の会話でも活用できそうです。実地指導者研修でもこのような内容をおりこんでやりたいと思いました。
・20〜30代のナースにも気軽に声かけや通りすがり承認したい。
・具体的に期限をしっかりと伝える。7時10分前の時に当てられて焦りましたが、そういう解釈もあるんだというのを考えながら、齟齬がない伝え方を考えようと思います。
・ブレイクアウトルームで事例を用いて話し合いができて、とても参考になりました
5.本日のワークショップでどのような気づきがありましたか?(17件の回答)
・同然と共感をついて知ることができました
・具体的な言葉が足りていないなあと感じています。自分の中で勝手にジャッジしていることもあり、思いのすれ違いに繋がっていると思いした。
・上に書いてしましました。
・Z世代だけでなく、職場では曖昧な言葉を使用せず、自分がどうしてもらいたいのかを明確にしていくことが大切だと気づきました。
・「この前も言ったよね」と同じような言葉を使ってる自分に改めて気づきました。自分を正当化したい気持ちからそのように言ってたことにも気づき、今後は、違う言葉への言い換えを意識していきたいと思います。
・多世代というタイトルではありましたが、最近どの世代でも意図が伝わらない感が多くありました。それは、Z世代の思考が多世代にも乗り移っているのではと思いました。若手もそうですが、年配者の権利意識も論破できないほどの強さで要求してきます。そのようなことを自分自身で気がつきました。
・ヒエラルキーの中にいる自分が凹む理由が少し見えました。
・なぜうまくいっていないのか、と考えられるコミュニケーションで、対話ができていないからだろうな、とキャッチボールの視点で思いました。
・Z世代の特徴は、Z世代だけでなく、自分にもあることだから、特別視する必要はないこと
・自分がコミュニケーションの取り方として行ってきた、共感してから対話をスタートさせていることが悪い方法でないと思った。
・相手を思って言っていると思う言葉も、自分本位だったとこがわかった。どうしてわかってくれないのか、と憤る前に、明確に指示を出すようにしてみたい。
・1.第一声の一言が大事!2.相談=意見を言わなければならないではない!
・自分の共感的理解のことばの少なさ
・何気なく使っている言葉が部下との関係性に支障がでることもあることに気づけました。
・多世代コミニケーションは重要で、元気な中堅が、自身を持ち働きたい。
・「前に言ったよね!」をどう言い換えるのか?に関して、自分ごとになるとアイデアが出ませんでした。妻が働き出して同じようなことを言われた悩んでいたので、リアリティもあり、周りの方の意見が参考になりました。
・ポーターの5つの態度を学び、悩みを相談されたとき、まずは不安を受け止めてあげれてない自分に気づきました。明日から実践します。若い世代にハラスメントと指導の違いを、伝えていくのも管理者の役目だとわかった
6.本日のワークショップの感想をお聞かせください(15件の回答)
・穏やかに考える事が出来ました。
・もっとお話し聞きたかったです。勝原さんが質問されたこと、私も思っていて、上司や上の世代は、Z世代を理解する研修はよくあるけど、中堅層の人たちを話していると、私たちばかり理解する努力をしているけど、下の世代も私たちの世代の理解をしてほしいわという言葉をよく聞いていました。上司ガチャという表現もされたこともあり、上の人だから下からいろいろ言われても当たり前でしょという言い方をされることもあります。近年、平等な立場といわれながら、なぜが上司のほうが立場が弱くなっている構造に見えてしまいます。本当の意味での平等ってお互いを理解し合うことだと思っているので、上の世代だけがZ世代理解を進めるのではなく、下の世代(上下で表現するのはおかしい気がしてきました・・・)も理解して、自分たちに合わせてもらうのが当たり前ではなく、社会に出たら世代によって価値観が違うから、多少言われても仕方ないやすれ違うこともあると理解ができれば、お互いが楽になるのではないのかなと改めて思いました。臨床においてちょうど中間位置にいる立場なので、この研修を現場に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。
・ブレイクアウトルームの話し合いが同じメンバーだったので、話しやすかったです。
・同じような悩みがある方がいることを知れた。
・自施設に大野さんをお呼びしたいと感じた。ブレイクアウトセッションも、とても参考になった。
・とても具体的でわかりやすかったです。ブレイクアウトルームに参加出来ず申し訳ございません。可能であれば、今回の資料を頂ければ幸いです。何冊か先生の本は持ちながら使わせて頂いているのですが。
・わかりやすくてあっという間の時間でした。ありがとうございました。
・グループに分かれて言語化することで、頭が整理できた。
・Z世代に限らず、伝わらない!と思うことは多々あるのでアプローチを変えなきゃなぁと強く感じることができた。
・日常で活かせるたくさんのヒントから、内省を深めることが出来ました。
・ブレイクアウトがいいタイミングで楽しかった
・あるある症例を用いてGWをした上での説明があったので、とても学びになりました。
・大変有意義でしたが、3回目のブレイクアウトルームに入る前に大野先生の音声が途切れ10分程繋がらず残念でした。
・ついつい無意識で言ってしまっていることについて、考える機会になり、ありがたかったです。ハラスメントに関しては、本当に難しいなと思いました。
・改めて、コミュニケーションには相手をリスペクトして、キャッチボールが大切だと感じました。とてもわかりやすく興味深いセミナーでした。



